バチスター水和剤
微生物殺菌剤
バチスター水和剤
バチスター水和剤
(バチルス ズブチリス水和剤)
有効成分:
バチルス ズブチリス Y1336株の生芽胞  1×109CFU/g
性状:
褐色水和性粉末
有効年限:
3年
包装: 100gx60袋 500gx10袋  アルミ袋包装
  安全データシート(SDS)はこちら
「有機JAS」適合証明書はこちら


[特 長]
納豆菌の一種が有効成分なので、環境に対する影響、各種残留問題、人畜に対する毒性の心配がありません。
マルハナバチ、ミツバチ、天敵などへの影響が少なく、環境に対する負荷の少ない環境保全型の防除剤です。
JAS法に適合し、農薬散布回数にカウントされませんので、有機栽培・特別栽培農産物でも使用可能です。
予防散布でうどんこ病・灰色かび病・葉かび病・軸腐病に優れた防除効果を発揮します。
適用範囲が広範です。
処理時の煩雑な環境設定は必要ありません(但し10度以上の温度が必要です)。
常温保存が可能な製剤です。
他の薬剤耐性菌対策に有効です。


[適用病害と使用方法]
作物名
適用
病害虫名
希釈
倍数
使用
液量
使用
時期
本剤の
使用
回数
使用
方法
バチルス
ズブチリス
を含む農薬の
総使用回数
かんきつ
灰色かび病
1000倍 200〜
700L
/10a
発病前

発病初期
- 散布 -
マンゴー
灰色かび病
軸腐病

野菜類
(トマト、
ミニトマト
を除く)
うどんこ病
灰色かび病
100〜
300L
/10a
トマト
ミニトマト
うどんこ病
灰色かび病
葉かび病

花き類・
観葉植物
うどんこ病

作物名
適用
病害虫名
使用量
使用
時期
本剤の
使用
回数
使用
方法
バチルス
ズブチリス
を含む農薬の
総使用回数
トマト
ミニトマト
灰色かび病 15g/10a/日 発病前

発病初期
- ダクト内投入 -
450g/10a 散布



[ダクト内投入とは]
バチスター水和剤を粉のまま、暖房機の送風用ダクトの風を利用してハウス内全体に飛散・循環させます。 毎日(1ヶ月)継続することで、バチルス ズブチリス菌がムラなく、隅々まで定着します。
 
ダクト内投入例
ダクト内投入例
ダクト内投入例
技術資料: ダクト内投入の使い方
  ダクト内投入の使い方(簡易版)


[使用上の注意事項]

散布液の調製は、本剤の所定量を少量の水に溶かし、次に所定量の水を加えよく攪拌すること。
水溶性内袋入製剤の場合、内袋はぬれた手で触れないこと。内袋はそのまま所定量の水に投入すること。散布液は十分かき混ぜること。
本剤の有効成分は生菌であるので、散布液調製後はできるだけ速やかに散布すること。また、開封後は使い切ることが望ましいが、やむを得ず保管する場合には、できるだけ早く使い切ること。
本剤は保護作用が強く予防効果が主体なので、発病前~発病初期に 7日~ 10日間隔で散布すること。
本剤を使用する場合、低温下(約 10℃以下)では有効成分の活動が低下し効果が劣るので、低温が予想される場合には使用をさけること。
散布により、果実に汚れが生じることがあるので、収穫期の散布には注意すること。
本剤 450g/10aを散布するときは、散粉機やブロワー等風による処理で実施すること。
マンゴーに使用する場合には、果皮に変色が生じることがあるので、収穫期の散布には注意すること。
本剤は他剤と混用すると十分効果が発揮されない場合があるので、注意すること。
 *
本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初 めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、普及指導センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい


[安全使用上の注意事項]

本剤は眼に対して刺激性があるので、散布液調製時及び使用の際は保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意すること。 眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
使用の際は農薬用マスク、不浸透性手袋、ゴム長靴、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用すること。
作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣類を交換すること。
作業時に着用していた衣類等は他のものとは分けて洗濯すること。
かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさけること。
ダクトによる散布の際は、送風停止中に本剤をダクト内に投入すること。
ダクトによる散布中はハウス内へ入らないこと。また、ダクトによる散布終了後はハウスを開放し、 十分換気した後に入室すること。
ダクトによる散布後にハウス内で作業する際は、送風機を作動させないこと。
夏期高温時の使用をさけること。
   
  保管・・・直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。

 

 

農林水産省登録 第22793号