ギフバンク (バンカープラント)
ギフパール
天敵増殖植物
ギフバンク
   (バンカープラント)

ギフバンク (バンカープラント)
ギフバンク



[バンカープラントとは]

栽培作物に害を及ぼさない生物を天敵の餌としてその寄生植物(コムギなど)とともにハウス内に持ち込む方法をバンカープラント法といいます。
ギフバンクはイネ科植物にのみ寄生するムギヒゲナガアブラムシをコムギごとハウスに導入し、ギフパールの寄主とします。
ギフパールは、ギフバンクのアブラムシに寄生して増えていき、作物に他の種類のアブラムシが発生した時に活躍します。まさに、天敵銀行です。



[特長]

イネ科植物のみに寄生するアブラムシをコムギに接種した製品です。
圃場に置く/移植すると餌源となってギフパールの増殖を促します。


容器
  3.5L  蓋付きスチロール容器
有効成分
  コムギ・・・約500本
ムギヒゲナガアブラムシ・・・約2500頭
使用量
  10a当り1箱以上



[上手な使い方]
ムギ類の種子(オオムギやコムギ、トウモロコシでも可)を10a当り5~6ヶ所程度、ハウス内の周辺部やプランターに播種します。
ムギの草丈が4cm程度に生育したらギフバンクを導入します。容器内のコムギを取り出し、播種したムギの近くに小分けして移動します。
1~2週間後にアブラムシが増加してくるので、10a当り1~2本のギフパールを放飼します。放飼後、2週間ほどで寄生されたアブラムシのマミーが見られます。
ムギの草丈が20cm以上になったら、葉先を5cmほどカットすると長持ちします。
 
ムギの草丈が20cm以上になったら、葉先を5cmほどカット
コレマンアブラバチ剤 アフィパール のバンカープラント「アフィバンク」と、「ギフバンク」を同一ハウス内で併用する場合は、それぞれを施設の両端に設置するなど、できるだけ両バンカーの距離をあけてください。
ギフバンクのムギヒゲナガアブラムシは、アフィバンクのムギクビレアブラムシより増殖能力が劣り、ムギクビレアブラムシがギフバンクに侵入するとムギヒゲナガアブラムシが減少してしまいます。

「アフィバンク」と「ギフバンク」を同一ハウス内で併用する場合は、それぞれを施設の両端に設置




[使用上の注意事項]

  • ギフバンクは35℃以下となるよう温度管理をして下さい。
    35℃以上に温度が上がるハウスでは、ハウスの中央よりもサイド近くの風通しのよい所に設置してください。
  • ギフバンクに寄生されたアブラムシ(マミー)が見られる前に栽培作物にアブラムシが発生したらギフパールを10アール当り1本を追加導入してください。
  • ムギヒゲナガアブラムシが見られなくなったら、ギフバンクの追加をしてください。
  • ギフバンク自体に防除効果はありません。
    必ず ギフパールとともにお使いください。