タイリク
ククメリス
天敵殺虫剤
タイリク
タイリク
タイリクヒメハナカメムシ
成虫
タイリクヒメハナカメムシ成虫
(タイリクヒメハナカメムシ剤)
有効成分:
タイリクヒメハナカメムシ成虫 50頭/50ml
性状:
淡褐色細粒
包装: 250mlポリ瓶
  「有機JAS」適合証明書はこちら



[特 長]

天敵生物であり、環境に対する影響、各種残留問題、人畜に対する毒性の心配がありません。
アザミウマ類の発生初期に使用することで、長期間、経済的に密度を抑制します。
天敵生物なので、感受性低下の心配はありません。むしろ薬剤抵抗性のある害虫も高い捕食力で防除します。
放飼が簡単で労力の軽減がはかれます。
冬期の短日条件下でも有効に働くことが可能です。また、春先から秋にかけての高温期の使用がより効果的です。
JAS法に適合し、農薬散布回数にカウントされませんので、有機栽培・特別栽培農産物でも使用可能です。
 
タイリクヒメハナカメムシについて
大きさ
成虫の体長=1.6~2.1mm、体色は頭部・前胸背は光沢のある黒色
活動可能温度
11~35度
厳冬期は避けてください。
最適温度
25~30度 夜温管理は15度以上推奨
発育零点
卵で11.4度、雌幼虫で11.0度、雄幼虫で10.4度
捕食範囲
ミナミキイロアザミウマ・ミカンキイロアザミウマ・ヒラズハナアザミウマ等のアザミウマ類、アブラムシ類・ダニ類等を広く捕食し、植物の花粉も餌とします。


[適用害虫と使用方法]
作物名
適用
病害虫名
使用量
使用
時期
本剤の
使用回数
使用
方法
タイリクヒメハナ
カメムシ
を含む農薬の
総使用回数
野菜類
(施設栽培)
アザミウマ類 500~2000ml/10a
(約500~2000頭)
発生
初期
放飼

[放飼方法]

容器内でタイリクヒメハナカメムシが瓶の口近くに偏っていることがあるので、容器を横にして10回ほどゆっくり回転させ、均一に混在させたのち放飼します。所定量を葉の上に容器から少量に分けて放飼します。
飛翔能力の高い昆虫なので、みずからアザミウマ類を探索し捕食することができますが、放飼はなるべく均一に行ってください。
アザミウマ類の発生の多いところに重点的に放飼を行なうのも効果的です。 日没前後の放飼が定着しやすいようです。また、明け方など施設に露がついている時間帯に放飼を行なうと露にトラップされてしまう個体が出るためさけてください。

[使用上の注意事項]

本剤はアザミウマ類を捕食する天敵タイリクヒメハナカメムシの成虫を含有する製剤である。
タイリクヒメハナカメムシ成虫の生存日数は短いので、入手後直ちに使用し、使いきること。
容器内にタイリクヒメハナカメムシが偏在していることがあるので、使用の直前に均一になるよう容器を数回反転した後に、容器を振りながら作物上に放飼すること。
放飼はできるだけ均一に行うことを原則とするが、アザミウマ類の発生にむらがある場合には、密度の高いところに重点的に放飼すること。
アザミウマ類の密度が高くなってからの放飼は十分な効果が得られないことがあるので、アザミウマ類がまだ低密度で散見され始めたときに最初の放飼をすること。
防除効果の発現が得られるよう、放飼を1回から数回行うこと。
タイリクヒメハナカメムシ成虫は冬期の休眠性は少ないとされているが、厳冬期での捕食活動は低下するので、放飼は春期から初冬期までに行うことが望ましい。
いちごで使用する場合、低温下ではタイリクヒメハナカメムシの活動に影響を及ぼすので温度管理に注意すること。
タイリクヒメハナカメムシの活動に対して影響を及ぼす薬剤があるので、本剤の使用期間中に他剤を処理する場合は十分注意すること。
本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
   
 
農林水産省登録 第20657号