賛「農薬ガイド」第100号発刊
農薬ガイドNo.100/B(2001.10.31) - 発行 アリスタ ライフサイエンス株式会社 筆者:北興化学工業株式会社 木下 傳
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  「農薬ガイド」第100号発刊を心よりお喜び申しあげます。また、株式会社アリスタ ライフサイエンス生物産業部が新会社アリスタライフサイエンス株式会社となり、新世紀に輝かしくスタートされましたことを心よりお祝い申しあげます。
 記念すべき「農薬ガイド」第100号が、奇しくもアリスタライフサイエンスの発足と重なりましたことは決して偶然ではなく長い年月にわたり「農薬ガイド」を連綿と発行され、農薬事業発展に尽くされた歴代旧アリスタ ライフサイエンス生物産業部皆様のご努力の証左であり、その秀れた成果による歴史の必然的変化であると言うことが出来ます。
 「アリスタ ライフサイエンス農薬ガイド」の創刊は、今から遡ること25年前の1976年(昭和51年) 1月ではなかったかと思いますが、弊社が保存する第32号から最新号までを改めて通覧して感心させられることは、編集方針の確かさと一貫性、執筆者の熱意が伝わってくる数多くの貴重なカラー写真、学術グラフの配列であり、加えて各号毎に季節を彩る花木果菜の水彩画の表紙と装本の美しさです。
 創刊当時は、農薬の低毒性、安全性に対する社会的要請の高まりはあっても、概念的にはまだ病害虫防除剤(pesticide/agrochemical)としての農薬意識が中心的であり、作物保護(crop protection/crop science)というソフトでクリーンな農薬概念は国際的にも形成されていない時代であったと思います。
 その作物保護薬剤としての新農薬概念をいち早くイメージ化し、実践的情報提供のメディアとして発行されたのが「アリスタ ライフサイエンス農薬ガイド」ではないかと考えます。
 初代編集長は当時次長の山下功氏(現磐田化学工業株式会社顧問)であったと思いますが、時代の先見性と洞察力に敬服する次第です。
 創刊から今日に至るまで滋味深い表紙絵の水彩画を描かれている作者は誰か、その名前をガイドの中に見出せなかったのが心残りです。
 山下編集長の第34号誌(昭和60年1月1日発行)あとがきの一節を引用してお祝いの言葉にかえさせていただくとともに、新世紀における「農薬ガイド」のご成功とアリスタライフサイエンスの益々のご発展を衷心よりお祈り申しあげます。

 『本誌も創刊以来丸8年を経過し、今回で34号の発行となりました。この間、農業をめぐる環境は、米の生産調整、農産物の輸入自由化、異常気象による冷害の発生等、大きくゆれ動いて来ました。幸いなことに、昨年はこれといった気象災害もなく、農業にとっては明るい年でした。新年を迎えるにあたり、今年も平穏無事に過ぎて、秋には豊かなみのりの得られることを願う次第です。』

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