アリスタIPM通信 特約店の声 株式会社 喜多猿八
 
 
特約店の声 株式会社 喜多猿八
 
香川県は、花きの栽培が盛んです。
特に菊(以下、キク)は、電照菊の歴史とともに有名な小豆島をはじめとして、丸亀市、観音寺市、東かがわ市等で、高齢化により減少傾向にはあるものの、100ha ほど栽培されています。

現在、ハウス栽培のキクにおいて、土壌改良材 『トリコデソイル』 の栽培圃場試験を実施しておりますので、試験経過リポートを紹介させていただきます。

■試験先の概要
キク栽培ハウスは 15aで、直挿し栽培。今作の主要品種は「岩の白扇」です。
圃場は、バスアミドでの土壌消毒を毎年実施していますが、立枯病が大きな問題となっています。
今回、トリコデソイルの試験使用で最も期待する事は「立枯病の発生を軽減出来る土壌の改良」です。
4 月 20 日に直挿しをし、その 10 日後の 4 月 30 日にトリコデソイルを 1,000 倍希釈(トリコデソイル 200gを200ℓの水で希釈)し、灌水チューブを利用して 15a に処理しました。


今回の灌水チューブを用いた灌注処理は、有用菌の入ったペレットタイプの土壌改良資材の使用と比較して、労力の軽減と使用時期の制限のなさの両面から、高評価を頂きました!

「直挿し栽培は挿し穂を直接畝に挿すので、窒素成分が含まれるペレットタイプの改良資材の処理は、キクの生育が腰丈以上に進んでからとなる。この場合、ペレット資材が葉に乗らないように注意しながら均一に土壌表面に撒くことが難しく、時間もかかる。

トリコデソイルは、液肥混入器を利用して潅水チューブで簡単に処理できるのでとても使いやすい。窒素成分が入っていないことも良い。」とのことです。

トリコデソイルの希釈に関しては、「溶けやすく、溶けた後の溶液を触ってみたところ、薄い化粧水のような感じでした。」との感想でした。
 
特約店の声 株式会社 喜多猿八
 

6 月 5 日に、生育状況等を含めた途中経過の聞き取りを行いました。
今回の試験の課題となっていた立枯病ですが、目立った発生はありませんでした。
発生の多い夏挿し(次作)において再度、トリコデソイルの処理を実施して様子を見る必要があると考えております。
生育に関しては、生育は旺盛、葉の数も多く、葉色はやや濃く「フラワーネット持ち上げ(上にずらす)にも前作より力が必要で、重量面からも期待出来そう」と、園主さんの感触も良いようです。

園主さんのこれまでの観察においては、「生育が旺盛であるにも関わらず、徒長も無く、葉柄も短く生育しており、特に良い点は、葉が上向き加減になっており、受光体制も良くなっていることが予想される」
(右写真①上位部、写真②下位部)

また、「灌水量は前作と変えていないが、灌水後の通路の乾きが早く、生育が旺盛なことを合わせて考えると、根が増えたことによって水をたくさん吸い上げているかもしれない」との事でした。


根の量に関しては、7 月中旬~8 月上旬の収穫後の抜き取り調査の実施を予定しています。

今回の試験において、トリコデソイルは、キクの品質および重量の両面にメリットがあることが垣間見えてきました。更なる使用事例を積み上げながら、キク栽培生産者様の増益につながる新しい技術を確立して行きたいと考えております。

 
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※2015年8月3日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。