アリスタIPM通信 生産者の声 (いちご、トリコデソイル)
 
 
生産者の声(いちご、トリコデソイル)
 
JAはが野 いちご部会 井澤成一さん
 
 
JAはが野は栃木県の南東にあたる真岡市・市貝町・芳賀町・益子町・茂木町に位置し、イチゴやナス、トマト等が主要作物です。いちご部会は平成27年度現在栽培戸数582戸、栽培面積179.4haで、全国最大のイチゴ生産地であり、部会で約7割の農家さんが天敵農薬を利用しています。

今回は、イチゴでトリコデソイルを使用して頂いた井澤 成一さんにお話を伺いました。

井澤さんは日頃から積極的にイチゴ栽培の技術を他の農家さんと共有し、より良いイチゴ作りに邁進されています。また天敵農薬スパイカルEX(ミヤコカブリダニ)とスパイデックス(チリカブリダニ)、アフィパール(コレマンアブラバチ)を使ったIPM防除に熱心に取り組まれ、微生物入り土壌改良資材であるトリコデソイルにもいち早く関心を持ってくださいました。

昨年の試験事例を、井澤さんの感想を交えて紹介いたします。
  井澤成一さん
井澤成一さん

トリコデソイルは生き物

トリコデソイルの主成分であるトリコデルマ菌については、他の土壌改良資材でもよく使われている菌なので、良い菌だということは知っていました。トリコデソイルが他の資材と違うところは、高い菌密度を保証していることと、灌水チューブで簡単に流せるので栽培期間中でも定期的な施用ができる点が良いと感じました。
当初「3ヶ月毎の追加施用」とのことでしたが、「地温が下がる前」と「地温が上がって根が動き始める頃」を目安に使用させてもらいました。天敵農薬と一緒でトリコデソイルは生きている菌。タイミングよく使ったほうが、効果が出ると思いました。

施用後の効果ですが、トリコデソイルを使った圃場のほうがトリコデソイルを使わなかった圃場と比べて、年内から年明けにかけての厳寒期でも株の樹勢が良く、葉の展開も速く感じました。
根張りが良くなったことで水分や養分を吸収しやすくなったんだと思います。
そのためか、土の渇きも早くなりこまめな灌水が必要になりました。
この渇きが本当にトリコデソイルによるものか確認したかったので、2月に無施用だった圃場にもトリコデソイルを施用しました。
そしたらやっぱり施用した圃場も渇きが早くなったので、根が活発に働いている証拠だと思いました。収穫が終わった後の根張りの差を見て、その働きを再確認しました。2月から使ったところも、しっかり根張りが良くなってましたからね。


トリコデソイルの効果的な利用方法は

使う時期を選べるというのはトリコデソイルの大きな利点だと思います。今回は育苗期と本圃での使用でしたが、定植前の圃場や親株床への定期的な施用も有効なんじゃないでしょうか。また、トリコデソイルを施用する時のポイントは、根まで十分行き渡るように施用するのが重要だと感じました。
イチゴ農家はイチゴの生育状態を観察しながら液肥や発根剤を使用しているので、そういった剤と組み合わせることで、相乗的な効果が得られると良いと思います。今後も事例を重ねて情報提供をお願いします。
以上、井澤さんのトリコデソイルを使用した感想でした。試験概要を簡単にですが、紹介します。

◆使用した時期と方法
・育苗期:育苗ポットにトリコデソイル1000倍希釈液を手灌水にて施用
・本圃定植後:定植時及び定植後に2回施用(9月11日、11月19日、2月10日)。
1箱(250g)/10aを灌水チューブで施用

◆結果
収穫終了後に行った根の掘り取り調査で、トリコデソイル施用区のほうが根張りが良くなりました。
また、根の重量も増加しました。

生産者の声(いちご、トリコデソイル)
 

※2016年2月9日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。