アリスタIPM通信 生産者の声 (メロン、トリコデソイル)
 
 
生産者の声 (メロン、トリコデソイル)
 
熊本県 田端健剛さん
 
 
熊本県の中央に位置する宇城市は八代海を臨む温暖な地域で、いちご、メロン、デコポン、栗、ぶどう等を産する豊かな農業地域です。

同市でメロンを栽培されている田端様に、弊社がお勧めする土壌改良資材「トリコデソイル」を体験していただきました。

「トリコデソイル」は、トリコデルマ ハルジアナムT-22株を主体とする土壌改良資材です。 本資材に着目していただける生産者さんは近年増加しており、さまざまな作物で実証試験が行われています。

今回、同地域でメロン栽培を行なう田端様にお目にかかり、「トリコデソイル」をお使いになった感想を伺いました。
 
田端健剛さん
田端健剛さん
 
(アリスタレポーター、以下アリスタ)
今回は、トリコデソイルを試していただき、ありがとうございました。
まず、田端様のメロン栽培について、概要をお教え願えませんか?

(田端さま)
毎年、春夏はゴーヤ、秋冬はメロンの抑制栽培です。メロンは宇城での秋冬の代表種 アールス系「ベネチア」を22アールで栽培しています。本年度は4,600株を定植し、1本仕立て1果取りでの栽培です。

(アリスタ)
田端様のメロンに対するこだわりは何でしょう?

(田端さま)
やはり、まず品質です。糖度のアップはもちろんですが、メロン本来の風味を大切にするため、台木を使わず自根苗にこだわって栽培を続けています。

(アリスタ)
自根苗ですか。すると色々なリスクとの戦いではないですか?

(田端さま)
そのとおりです。草勢の弱さ、土壌病害拡大の心配、いろいろなリスクがありますね。しかし、接木苗の場合、台木と穂木のバランスが崩れると果実が生育不良を起こしたり、糖度の上がりが悪かったり、それぞれに一長一短があるのではないかと思います。

(アリスタ)
トリコデソイルの処理方法を教えてください。

(田端さま)
計3回の処理をしました。育苗期に500倍希釈液をポット灌注、その後定植後1ヶ月目、2ヶ月目にそれぞれ250g/10aの割合で土壌灌注しました。

(アリスタ)
結果はいかがでしたか?

(田端さま)
昨年は約20%程度の株につるわれ病が発生しました。ところが今年トリコデソイルを施したハウスでは、つる割れ病の発生がまったくありませんでした。

(アリスタ)
健全な根圏環境が作れたということでしょうか?

(田端さま)
そうだと思います。実際に収穫後、根を掘って無処理圃場のものと比較してみたのですが、トリコデソイルを処理することによって、根の張り、太さが全然違いました。
長年メロン栽培をしている父も驚いたほどです。
また結実後の玉伸びが良く、結果的に3Lサイズが4割、2Lサイズが6割で、昨年よりも大玉が多くなったと感じて
います。
糖度に関しても目標糖度を難なくクリヤーできました。

(アリスタ)
その他、お気づきの点はありましたか?

(田端さま)
メロンは出荷前の一定期間は仕上げ段階として、水切りをして糖度を上げていきます。
実は今日で水切りを始めてから18日目になるのですが、例年なら葉は萎れて黄色がかってきます。トリコデソイルを使った今年の株はまだ青々と茂っています。
根の活性が高く、植物の耐ストレス性も高まっていることを実感しています。
また、今年は天敵としてスワルスキーカブリダニの放飼も併用しています。タバココナジラミの発生も低密度に抑えることができ、退緑黄化病の発生も最小限に抑えることができました。地域全体としてもコナジラミに起因する退緑黄化の発生は深刻ですが、私のハウスではごくわずかで、改めてスワルスキーの防除効果を再認識することが出来ました。

(アリスタ)
なるほど。田端さんの自根苗栽培とトリコデソイルは、ぴったりな組み合わせということですね。そしてトリコデソイルをIPMの補完的な資材として活用されているわけですね。

(田端さま)
そうですね。すごく相性がいいと思いますよ。今年の結果から、来年度はさらに広い面積でチャレンジしてみたいと思っています。仲間の生産者にもこの結果を伝え、高品質メロンの栽培に努めていきます。

(アリスタ)
体験モニターありがとうございました。とても有意義な情報をいただき、心より感謝申し上げます。
 
たわわに実った大玉のメロン
水切り後18日目のメロンの様子
たわわに実った大玉のメロン
水切り後18日目のメロンの様子
 

※2016年2月9日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。