アリスタ通信 今春のスイカ栽培にスワルスキーを!2018年春作における、スワルスキーを導入した生産者アンケートの結果発表!!
 
 
今春のスイカ栽培にスワルスキーを!
2018年春作における、スワルスキーを導入した生産者アンケートの結果発表!!
 
アリスタ ライフサイエンス(株) フィールドアドバイザー 荒木均


熊本県のJA菊池 合志地区では、春夏作スイカ、抑制作でのキュウリ栽培が一般的です。
スワルスキー利用を中心とした防除で、周年ハウス内で害虫を増やさないことを目標に、関係指導機関と共に2012年から実証展示活動を実施、良好な試験結果を得て普及が進み、2018年春作スイカで青年部会員9名が大規模実証に取り組んでくださいました。その内6名の方がアンケートに回答いただきましたので、集計結果をお知らせいたします。

今春のスイカ栽培にスワルスキーを!2018年春作における、スワルスキーを導入した生産者アンケートの結果発表!!
スワルスキーの防除効果を実感された方が多く、6人中5人が「次作も使用したい」と答えくださいました。アザミウマ、コナジラミ対象の殺虫剤使用回数も減少し、良好な結果が得られました。その他の害虫では、アブラムシ、ハダニ防除が問題として挙げられていました(それぞれ、67%。83%)。導入時期の検討に関するコメントもいただきました。

 

今春のスイカ栽培にスワルスキーを!2018年春作における、スワルスキーを導入した生産者アンケートの結果発表!!


2017年春作スイカでも同管内で確かな防除効果を得られた方がいらっしゃいましたので、事例を紹介します。
今春のスイカ栽培にスワルスキーを!2018年春作における、スワルスキーを導入した生産者アンケートの結果発表!!


◎天敵放飼結果

スワルスキーは、3月15日放飼以降、定着・増殖し、6月27日の調査終了日には葉当たり4頭も見られるまでに増殖した。アザミウマ類成虫は、5月に入り葉当たり0.5頭観察されたが、殆ど増えることはなかった。これは順調に増殖したスワルスキーによって幼虫が捕食され、個体数をしっかり抑えられたことによる。アザミウマ類幼虫が6月に入って増えたので、6月27日にベストガード水溶剤でアザミウマ、コナジラミを「レスキュー防除」されたが、スワルスキーも十分増えていたのでこの防除は必要ないと考えている。
一方、スイカ作で良くみられるカンザワハダニが4月になって入り口付近の調査葉に100%寄生し、1葉平均60頭程度見られたため、スターマイト、カネマイトで防除後、スパイデックス(チリカブリダニ)を3本放飼した結果、6月7日の調査ではほとんど見られなかった。

以上のように、この地区では「施設園芸作で周年天敵利用」が普及してきています。何より、高齢農家の皆さんの声としてあがってくるのが「30度以上にもなるハウスの中での農薬散布が減ったことが一番、以前はコナジラミ類が増えて鼻や耳にも入るほどだったが、天敵を利用したらコナジラミ類がまばらに飛ぶ程度」という評価をいただいています。


今春のスイカ栽培にスワルスキーを!2018年春作における、スワルスキーを導入した生産者アンケートの結果発表!!

※2019年2月5日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。