アリスタIPM通信 2009年~2010年 生産者アンケート結果の報告
 
 
2009年~2010年  生産者アンケート結果の報告
 
2009年~2010年に弊社が行ったアンケートより、今回はピーマン、ナス、キュウリ、イチゴでの集計結果を紹介いたします。主にアリスタ☆サンクスキャンペーンの返信はがき・実証圃試験の結果アンケートを基に集計しています。
 
アンケート1. スワルスキーの効果について
アンケート1. スワルスキーの効果について
 
ピーマンはこれまでの試験でも良好な結果を示しておりましたが、アンケートでもその結果を裏づけできる内容でした。従来の化学農薬と比較して同等以上と回答した人がどの作型でも非常に多い結果となりました。
 
アンケート1. スワルスキーの効果について
 
促成栽培ナスにおける2009年の春の試験は、既に植物体が大きく、加えてアザミウマがゼロになっていなかった条件下でのスワルスキー1回放飼でしたので、安定した効果が得られませんでした。今回のアンケート集計では2010年の促成栽培での秋放飼+春放飼の結果も考慮に入れられており、化学農薬と比較して同等以上と回答した方が増加していました。ナスの促成栽培では、定植後の放飼(秋放飼)と年明け後の放飼(春放飼)が必要だと考えています。促成栽培の春放飼のみの場合には、まだ解決すべき課題がいくつか残っています。
アンケート1. スワルスキーの効果について
 
 
 
アンケート2. スワルスキーに対する使用薬剤の適切さについて
 
下のグラフは、各作物におけるIPMプログラムに利用する使用薬剤の適切さを聞いたものです。  ピーマン、ナスでは定着性が高いことから、プログラムに組み入れた薬剤の使用による影響も問題ないレベルであることが分かります。一方、キュウリではスワルスキーに対して少し影響のある薬剤を散布する機会が多いことが窺えます。
しかし、これまでマンゼブ剤等のジチオカーバメート系の殺菌剤による褐斑病対策のために天敵利用が進められていなかったキュウリでも、アザミウマ類への安定した効果のあるIPMプログラムが普及するとともに、栽培に使用する各種薬剤の天敵への影響を生産者の方々が理解して使用していただくようになったことが現れてきています。
 
アンケート2. スワルスキーに対する使用薬剤の適切さについて
 
現在、キュウリでは西日本を中心にミナミキイロアザミウマがウイルスを媒介する黄化えそ病が増加傾向にあり、スワルスキーを用いてミナミキイロアザミウマの密度を低く維持することで、黄化えそ病に対する有効例を示す試験結果が増えてきました。今後キュウリへ普及拡大していくためには、指導機関の方や生産者の皆さんが、褐斑病耐病性品種の利用・影響のある薬剤に対するより深い理解が必要であると感じています。
アンケート2. スワルスキーに対する使用薬剤の適切さについて
 
 
 
アンケート3. スパイカルEX イチゴに関するアンケート結果  (母数は279)
 
アンケート3. スパイカルEX イチゴに関するアンケート結果 (母数は279)
アンケート3. スパイカルEX イチゴに関するアンケート結果 (母数は279)
 
 
※2011年4月28日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。