プレスリリース (2021年7月16日)
 
バイオソリューションに関わる組織の新設について
UPL LTD.(以下、UPL)は、持続可能な農業に貢献できるバイオソリューション (*1) を強化するために、新しい 「NPP (Natural Plant Protection) 」 ビジネスユニットを立ち上げます。
(*1) UPLが定義するバイオソリューションとは、自然物由来または生物由来の製品を活用して植物の問題を解決することです。

 
UPLは、インドに本社を置く世界最大級の農業ソリューション企業であり、世界最大級のバイオソリューションを提供するメーカーです。
 
「NPP」は、UPLにおける世界的なバイオソリューション事業に注力し、総収益の7%をもたらします。
 
バイオソリューション市場は、消費者がより持続可能なフードシステムを要求することにより、2025年までに100億米ドルに成長すると見ています。

UPL(持続可能な農業関連製品およびソリューションを提案する世界的リーダー)は、新しいグローバルビジネスユニット 「NPP (Natural Plant Protection) 」 の立ち上げを発表しました。「NPP」 は組織名に留まらず概念でもあり、UPLが持っている自然物または生物由来の農業製品群や技術など、包括的なポートフォリオを包含しています。

「NPP」は、UPLの既存のバイオソリューションポートフォリオ、研究開発センターのネットワーク、および世界中の施設を統合し、現在UPLの総収益の7%を占める卓越したブランドになります。「NPP」は、UPLの持つイノベーション能力、研究開発能力 とともに、UPLの広範なグローバル流通網を活用することで、グローバルに展開していきます。また、「NPP」は、UPLの独創的で信頼性の高い、世界規模で迅速に製品を届けていく能力をも活用していきます。「NPP」の広範なポートフォリオは、すでに発展した農業市場および発展途上の農業市場の両方において、作物におけるストレス、土壌の健全性、化学農薬の残留、抵抗性管理など、農家の抱える問題に対処する重要な役割を果たします。

グローバルCEOであるジェイ・シュロフは、「UPLは20年以上にわたり、バイオソリューションの開発と規模拡大に投資してきました。現在のポートフォリオの強みは、持続可能な農業に対する当社の進歩的なアプローチだけでなく、農家、消費者、技術に対するニーズを満たす私達チームの貢献の証です。私達の存在意義であるOpenAg(オープンアグ(*2))の肝はコラボレーションです。「NPP」は、グローバル展開しているUPLの全拠点で、将来の生物学的技術をつくりあげていきます。」 と話しています。


「NPP」の最高執行責任者であるファビオ ・トレッタは、「「NPP」は世界を変えることができます。「NPP」は、農業がポジティブかつ漸進的に変化していく時代の舵をとるために最適な能力、マインドセット、技術、リソースをもっています。」 従来の農薬市場の成長率が1桁台なのに対し、バイオソリューション市場は、2025年までに2桁の成長が見込まれ、100億米ドルに達すると想定しています。「NPP」は、より持続可能な食糧生産の未来を形作ることができるところにきているのです。」と話しています。


ある市場のニーズを理解して、他の市場への展開の速度と深度を増していくことで、地域の枠を超えてイノベーションを起こしていく能力が「NPP」の強みです。「NPP」は、最適な製品や事業基盤をポートフォリオに素早く追加し、グローバル なパートナーシップ と研修プログラムを創出し、環境の持続可能性、農家が陥っている困難や苦境からの回復力、世界中のフードチェーンに貢献していきます。

(*2) OpenAgについて
OpenAgは世界のフードシステムへの挑戦です。農業を変革し、持続可能な成長をすべての人にもたらすために、新しいパートナーシップ、新しい市場、新しい技術を切り拓いていく取り組みです。

NPPの詳細につきましては、www.npp.ag をご覧ください(2021年6月28日公開)。
 
以上


本件に関するお問合せ先】
アリスタ ライフサイエンス株式会社 マーケティング部
03-3547-4416
(アリスタライフサイエンスはUPLグループの一員です)