アグロフロンティア製品一覧
スワルスキープラスUM
天敵殺虫剤
スワルスキー
スワルスキー スワルスキー
カブリダニ
(アザミウマ幼虫を
捕食した所)
スワルスキーカブリダニ
(スワルスキーカブリダニ剤)
有効成分:
スワルスキーカブリダニ 1000頭/10ml
性状:
淡褐色粒
包装: 250mlポリ瓶
  「有機JAS」適合証明書はこちら




[特 長]
天敵生物であり、環境に対する影響、各種残留問題、人畜に対する毒性の心配がありません。
アザミウマ類、コナジラミ類、チャノホコリダニ及びミカンハダニを同時に防除することができます。
花粉などを餌にして増殖することができるため、植物上での定着性が高く、害虫の発生前から予防的に放飼することができます。
暑さに強く比較的高温の環境下でも生存・定着できます。
対象害虫の発生前から発生初期に使用することで、長期間、経済的に密度を抑制します。
天敵生物なので、感受性低下の心配はありません。むしろ薬剤抵抗性のある害虫も高い捕食力で防除します。
放飼が簡単で、労力の軽減がはかれます。
JAS法に適合し、農薬散布回数にカウントされませんので、有機栽培・特別栽培農産物でも使用可能です。

スワルスキーカブリダニについて
大きさ
成虫の体長…雌=約0.3mm、乳白色、淡黄色
卵は約0.15mmの白色
活動可能温度・湿度
15~35度・60%以上
適温・適湿
28度(夜温15℃以上推奨)(高湿度を好みます)
捕食対象害虫
アザミウマ
1齢幼虫
コナジラミ卵
コナジラミ
1齢幼虫
ミカンハダニ
捕食数/日
5〜6頭
10〜15卵
最大で15頭
5.6頭(23℃)
産卵数
日当り産卵数:2卵(25℃)


[適用害虫と使用方法]
作物名 適用
病害虫名
使用量 使用
時期
本剤

使用
回数
使用
方法
スワルスキーカブリダニを含む農薬の総使用回数
野菜類
(露地栽培)
アザミウマ類
250〜500ml/10a
(約25000〜
50000頭)
発生
直前

発生
初期
-
放飼

放飼後の厳冬期の 月平均気温が10度を下回る地域
-
豆類(種実)
(露地栽培)
いも類
(露地栽培)
なす
(露地栽培)
チャノホコリダニ 250ml/10a
(約25000頭)
野菜類
(施設栽培)
アザミウマ類
コナジラミ類
チャノホコリダニ
250〜500ml/10a
(約25000〜
50000頭)
放飼
豆類(種実) (施設栽培)
いも類
(施設栽培)
果樹類
(施設栽培)
ミカンハダニ
2.5〜10ml/樹
(約250〜 1000頭)
マンゴー
(施設栽培)
チャノキイロ
アザミウマ
2.5ml/樹
(約250頭)
花き類・
観葉植物
(施設栽培)
アザミウマ類
500ml/10a
(約50000頭)

[放飼方法、放飼(設置)後の注意]
  商品同梱  取扱説明資料

[上手な使い方]
スワルスキーに長期間影響のある薬剤は散布しないでください。(影響表はこちら)
施設の側面、天窓などに防虫ネット(スリムホワイト30など)を張って外部からの害虫の侵入を減らしてください。
粘着トラップ・ホリバー(ブルー・イエロー)を併用して、アザミウマ類やコナジラミ類の成虫の密度を下げてください。
スワルスキー放飼前に影響の短い薬剤を散布して、スワルスキー放飼時の害虫密度を極力ゼロに近づけてください。
スワルスキーカブリダニがしっかり定着・増殖できるよう、放飼直後の薬剤散布は控えてください。
果樹類など放飼がしにくい作物については、スワルスキープラスUM(吊下げ型製剤)をおすすめします。
放飼後は、フタとボトルを株元に横向きに静置してください。残ったカブリダニが歩いて外に出て行きます。
ピーマンなどでは、餌となる害虫が少ないときに花数が減るとスワルスキーが減少することがあります。花数が増えれば花粉を餌にして再び増えてきますので、できるだけ花数を維持するように管理してください。
摘葉で取り除いた葉などにスワルスキーカブリダニが残っていることがありますが、病害虫管理の面からもハウス外に捨てて構いません。スワルスキーカブリダニはすぐに増殖してくるので問題ありません。但し、放飼後2週間以内に摘葉した場合は、除去した茎葉を株元に放置し、しばらく経ってから捨ててください。
葉面散布剤の使用は可能ですが、機能性展着剤はなるべく使用しないことをすすめます。
かんきつのミカンハダニ防除では、無加温・厳寒期等の活動ができない時期の使用はさけてください。
なすの「露地栽培」でのご使用方法は従来の「施設栽培」と同様ですが、風雨の影響や害虫密度などにより効果がふれるおそれがありますので、特に初めてスワルスキーをお使いになる方はご留意ください。

 
[使用上の注意事項]
低温化では活動が鈍るので、冬期の夜温管理温度が15度以下になるような状況下の使用はさけること。イチゴなど管理温度の低い作物での利用には注意すること。
本剤はアザミウマ類、コナジラミ類、チャノホコリダニ及びミカンハダニ等の害虫を捕食する天敵であるスワルスキーカブリダニを含有する製剤である。
容器内でのスワルスキーカブリダニの生存日数は短いので、入手後速やかに使用し、使いきること。
容器中でスワルスキーカブリダニが偏在していることがあるので、使用の際は容器をゆっくり回転させて均一に混在させたのち、所定量を放飼すること。
害虫の密度が高まってからの放飼は十分な効果が得られないので、害虫の発生直前から発生初期に最初の放飼をすること。
有効な天敵密度を保つため、1〜2週間間隔で複数回放飼すること。
トマト、ミニトマトに対する適応性が他の作物に比べ低く、スワルスキーカブリダニ放飼後の密度維持が難しい。このため、トマト、ミニトマトに使用する場合は、持続的な効果が期待できないので注意すること。
果樹類のミカンハダニの防除に使用する場合は、無加温、厳冬期等の天敵が活動できない時期の使用をさけること。
露地で使用する場合には、スワルスキーカブリダニの越冬を防ぐため、放飼後の厳冬期の月平均気温が10度を下回る地域で使用すること。
放飼はできるだけ均一に行うことを原則とするが、害虫の発生にむらがある場合には発生の多いところに重点的に放飼すること。
スワルスキーカブリダニの活動に影響を及ぼすおそれがあるので、本剤の使用期間中に他剤を処理する場合は十分注意すること。
本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
   
 
農林水産省登録 第22304号