チモバール
アピバール | バロアイージーチェック
養蜂でのミツバチへギイタダニ対策
チモバール
 
有効成分:
チモール
 包装: 2袋=1パック 5群用
   
チモバールを主成分とするミツバチヘギイタダニ駆除剤です。巣箱内に薬剤が蒸散します。
 
チモバール




[チモバールとは・・・]
ミツバチへギイタダニ対策に最適
チモバールは、チモールを主成分とするミツバチヘギイタダニ駆除剤です。2019年に承認されたオーガニック系新薬です。
蒸散剤
成蜂との接触がなくても、巣箱内に薬剤が蒸散します。外気温が1日をとおして15~30℃となる晩夏~秋口のご使用を推奨します。
簡単設置
2袋=1パックにウエハース小板が10枚入っています。使用時にウエハース小板1枚を半分に折って、巣板の上に設置します。


[ミツバチへギイタダニとは・・・]
ミツバチへギイタダニはミツバチに外部寄生し、血リンパを吸飲してミツバチを弱らせます。また、幼蜂のいる封蓋をされた巣房でのみ成長(変態)します。ダニが寄生すると奇形羽ウイルス(Deformed Wing Virus)のようなRNAウィルスがはちに伝播しやすくなります。これは奇形ミツバチが発生する原因ともなり、ついにはミツバチのコロニーはしだいに弱ってしまいます。
 
ミツバチへギイタダニとは
このミツバチヘギイタダニの大量寄生による蜂群の死滅は通常秋から初春に起こります。一匹のダニは数回産卵をし、大変な勢いで繁殖します。またダニ駆除剤の使用時期によっては十分な効果を得られません。例えばミツバチの産卵が多い時期などは、ミツバチのさなぎとともに封蓋し守られたダニに対してチモバールが接触浸透できないため、2週間ほどで成蜂が蓋を破ったときにダニが確認されることがあります。



[チモバールの使い方]
蒸散により、ミツバチへギイタダニの駆除を実現!
チモバールはウエハース小板タイプの製剤で、巣箱への設置が容易です。使用時にウエハース小板1枚を半分に折って、巣板の上に設置します。本製剤は、3~4週間の投与を2回繰り返します。



[使用スケジュール]
チモバールは外気温が1日を通して15~30度になる晩夏~秋口のご使用を推奨しております。
 
 
決められた枚数を投与しないと十分な効果が得られません。
可能であれば、みつばちへの給餌終了後に本剤を投与してください。投与時は巣箱の通気孔を閉めてください。巣門は閉じないでください。
蜂児圏の真上及び4cm 未満の位置は、高温になり、蒸散速度が速まる可能性があることから避けてください。
チモールの蒸散を妨げないように、ウエハース小板と巣箱上蓋との間は最低5㎜、可能であれば2 ~ 3cm 空けてください。




[チモバール包装形態および投薬早見表]



[使用上の注意事項]
【一般的注意】
本剤は獣医師の指導の下で使用すること。
本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。
本剤は定められた用法・用量を厳守すること。
本剤の使用に当たっては、定められた期間投与後には、必ず巣箱から取り去り、連続した3 回目以降の投与は行わないこと。
本剤は、外気温が1 日をとおして15 ~ 30℃となる期間において投与すること。
投与期間中に外気温が30℃を超えた場合は、本剤の投与を中止すること。
本剤は、はちみつの風味に投与後21 日間は影響を与える可能性がある。
本剤は、はちみつの風味に影響を与える可能性があることから、処置後に採蜜する場合は、必要に応じて掃除蜜すること。
本剤を使用した蜂群のローヤルゼリー、プロポリス並びに蜂体は食用に供さないこと。
使用前に添付文書等をよく読み、十分理解した上で使用すること。
本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。
【使用者に対する注意】
妊娠中の女性には本剤の取り扱い作業を行わせないこと。
使用後は手を洗うこと。又、皮膚に付着した場合は直ちに石鹸等で良く洗うこと。
【みつばちに対する注意】
本剤の投与前に本剤の効能又は効果であるミツバチヘギイタダニの寄生が認められることを確認し、これ以外の異常が認められる場合は投与しないこと。
摂餌量が減少する可能性があるため、砂糖の給餌器の近くにウエハース小板を置かないこと。1 回目の投与時に給餌器と本剤を設置して蜂児の成育が止まり始めた場合は、1 回目の投与開始3 週間後にウエハース小板を取り除き、給餌終了後に2 回目の投与を開始すること。
高い気温等何らかの原因で巣箱内の有効成分が高濃度になった場合には蜂群が忌避的行動をとり、女王蜂の消失を伴う場合がある。これを避けるため、蜂群の忌避行動の有無を観察して、巣箱内の温度上昇を防ぐ処置をすること。
本剤を設置する巣箱内上部の温度は、外気温の上昇に伴って変動し、巣箱内の有効成分濃度が高くなる可能性がある。このため、外気温が高い場合は、蜂群の忌避行動の有無を観察して、巣箱内の温度上昇を防ぐ処置をすること。
巣門を閉めることにより巣箱内の温度が通常より高くなることから、転飼養蜂等により巣門を閉めて巣箱を移動する場合には、本剤は使用しないこと。
本剤の安全性試験における3 倍量投与群において、女王蜂の忌避行動による女王蜂消失が認められたため、高濃度の投与は行わないこと。
【取扱い及び廃棄のための注意】
小児の手の届かないところに保管すること。
本剤の保管は直射日光、高温、多湿及び霜を避けること。
開封後は直ちに使用し、保存しないこと。
本剤の冷蔵庫・冷凍庫での保管は避けること。
使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い速やかに処分すること。
本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い速やかに処分すること。
     



[よくあるご質問]
Q:巣板が8 枚未満の場合でも、投薬することは可能ですか?
巣板が5枚以上ある状態において投薬してください。巣板が減る前に、投薬することをお奨めします。
Q:投薬期間中にたまったローヤルゼリー、プロポリス等も出荷して良いですか?
チモバールを投与した蜂群のローヤルゼリー、プロポリス並びに蜂体は、出荷せず食用に供さないでください。
Q:残留基準値・休薬期間の設定はありますか?
休薬期間の設定はありません。はちみつ中の残留基準値が30ppmに設定されています。使用上の注意をよく読んで適正使用を心がけてください。
Q:チモバールは外気温がどのくらいの期間に使用すれば良いですか?
外気温が1日をとおして15~30℃となる期間において投与してください。
Q:チモバールは蜂産品へ匂いが残留しますか?
チモバールは蒸散剤であり、蜂産品への匂いや残留に注意が必要です。はちみつの風味にチモバール投与後21日間は影響を与える可能性があります。使用上の注意をよく読んでご使用ください。
Q:チモバールは蒸散剤ですが、アカリンダニにも効きますか?
アカリンダニにも有効である可能性はありますが、承認内容として評価されているものではありません。
Q:どこで購入できますか?
販売代理店にて取り扱っております。 >>販売店リストはこちら
   
   
   
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原産国:スイス